バナペリオに関するよくある質問(FAQ)

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バナペリオ 試薬管理のチェック事項/使用前の注意事項

< バナペリオは湿気・光に弱いため、適切な管理が必要です >

  1. 製品の黒いケースの湿気剤は必ず入れて暗所保存されていますか?
  2. 16度~28度の室温で保管されていますか?
  3. 必要な試薬を取り出した後は直ちに蓋をして光を遮断されていますか?
  4. 開封後は4か月以内に使用されていますか?
  5. < 注 意 > 検査を行う際は、直近の飲食・ブラッシングから 2 時間以上空けてください。(水・お茶は問題ありません)
  6. < 注 意 > 検査当日は、殺菌洗口液の使用を避けてください。

よくある質問

A2.水道水は使用できません。

精製水(蒸留水)をご利用ください。

A3.綿球や綿棒を用いて、判定膜全体が濡れている状態にしてください。

水滴が判定膜に残っている状態では水量が多いです。

A3.直ぐに変化することはありません。

バナペリオは長期間保存に適していますが、写真撮影し、データ保管をお勧めします。

A5.採取する数・同一形態の器具をご準備ください。

検査に用いる器具を同一条件にすることで、データとしての信憑性が高まります。(例:2ヵ所行う場合、同一形態の器具を2本用意する)

A6.陽性・弱陽性は陽性であることに変わりはありませんが、メインテナンス期間の目安になります。

例.

 陽 性 ➡ 弱陽性 の場合、次回のアポイントを、より長めに設定する。

 弱陽性 ➡ 陽 性 の場合、次回のアポイントを、短めに設定する。


等とし、ライフステージによる体調の変化と全身疾患のバランスの崩れなども考慮いただけるとよいのではないでしょうか。

A7.舌苔(ヒト舌検体)からのプラーク採取は口腔内全体の細菌の状況を表し、歯肉縁下プラークや歯肉溝浸出液の採取は局所の状況を表します。

A8.下記の参考文献をご確認ください。

Correlation between the BANA test and oral malodor parameters. Kozlovsky A, Gordon D, Gelernter I, Loesche WJ, Rosenberg M.J Dent Res. 1994 May;73(5):1036-42. doi: 10.1177/00220345940730050401.PMID: 8006229 BANAスコアが硫化物測定と口臭の成分に関連していることを示唆している 硫化物レベルとBANAスコアの両方は、常に有意な相関をもたらすことを示した。

A9.目的の違いです。バナペリオは疾病等の診断が目的です。

研究用試薬の場合は、研究が目的です。バナペリオは、『患者さんの歯周病原菌に対する口腔内の状況を把握し、モチベーションやスクリーニングとしてご活用いただく『対外診断用医薬品』としての役割があります。
 ※研究用試薬の場合:体外診断用医薬品に該当せず、薬機法の適用はありません。

【 具体例 】A1.歯周病の発症がなく、弱陽性で安定していれば、免疫力が低下すると陽性が強く反応する場合があることを説明し、現在弱陽性でバランスが保たれていることを説明します。過去のデータと比較することも大切ですので写真撮影し管理しましょう。

【 具体例 】A2.①健診目的で行う場合(健康な方)と、②歯周病・インプラント治療を控えている方に分けてご説明します。 ①健診目的で行う場合(健康な方) 初診時に行います。口腔内の状況、歯周病原因菌の有無を把握することで歯周病に罹患しやすいかどうか、検査することで目安になります(18~20歳頃)※1 45歳以上では、約半数の人が歯周病に罹患しているため、患者の口腔内細菌の状態を把握することで歯周病を未然に防ぐことに役立ち結果医療費や時間を軽減できます※2 ②歯周病・インプラント治療を控えている方 a初診時:口腔内の状況を把握することで、受診のモチベーションづけに役立ちます b治療の目安:例)インプラント埋入前後の歯で検査を行い、陽性であれば安定する時期までインプラント治療を控えます。口腔内状況が安定してから処置を受けることで歯周炎の発症を防ぎます cメインテナンス期間の決定:陽性の有無によりメインテナンスの期間の目安にします。陽性の場合は歯肉縁下プラークの環境改善のためイリゲーションを含めたデブライドメントを行います dその他:モチベーションUP・メインテナンスの習慣化がもてない時期/患者さんには定期的に使用します。

【 具体例 】A3.45歳以上では約半数以上が歯周病に罹患しており現在国民病としての意識が高まっています。※2 歯科健診時に、自覚症状がない場合にも歯周病原細菌検査を行い可視化することで、口腔内に関心が高まり健診後の行動変容や受療行動のモチベーションUPに有用であった※3報告が上がっています。

【 具体例 】A4.はい、有効です。歯肉縁下プラークが採取できない場合は、滅菌された綿棒を用いて舌苔を何度かこすり判定膜に塗って検出します。口腔バイオフィルム感染症※4 の診断から,口腔ケアを行うことで歯科疾患だけでなく全身性疾患の発症や重症化の予防が行えます。


[ 参 考 資 料 ]
  1. ※1) 天野敦雄他:ビジュアル 歯周病を科学する.クインテッセンス出版、2012年
  2. ※2) 厚生省:平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要
  3. ※3)松木春香他:職域口腔保健活動における歯周病原菌検査の有用性の検討:日本歯科衛生学会誌2022.8 Vol17.No1(64)
  4. ※4) 日本歯周病学会編 歯周治療のガイドライン 2022

歯周病リスクの注意喚起ポスター

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